『遺書、公開。』作品紹介(あらすじ・評価)

漫画紹介

漫画『遺書、公開。』とは

題名:『遺書、公開。』

作者:陽東太郎

出版社:スクウェア・エニックス

掲載雑誌:ガンガンJOKER

巻数:既刊7巻(2021/4/29現在)

『遺書、公開。』あらすじ

私立杯嶺学園中等部、2年D組。

このクラスにはある秘密がありました。

さかのぼること4月、始業式。

2年D組のクラスメイト全員に、あるメールが届きます。

そのメールは「2ーD序列」という題名で、「1位 〇〇」というようにクラス全員に謎の順位付けがされていました。

出展 遺書、公開。 コミックス第1巻より

担任の説明によると、2年D組の生徒だけに送られたメールですが、学校側から送ったメールではないとのことでした。

担任からは気にしないようにと言われますが、自分たちの事なのでクラスメイトはそのメールの内容が気になります。

特に、何の順位だろうかということです。

もしかすると、スクールカーストではないかと声をあげる生徒さえいました。

このように、謎のメールに話題がもちきりの中、クラスメイトの自己紹介が始まります。

そして、メールの中で1位と順位付けられていた「姫山椿」という女子の番になった瞬間、誰かが「よっ!1位」とからかう発言をします。

すると姫山さんは「どうも、1位の姫山です」とあっさり発言して周囲の雰囲気を一変させ、「何の1位かは分からないけど友達の多さで1位になれるように頑張ります」と屈託のない笑顔を見せます。

その日から、クラスメイトの興味はメールの内容より姫山さんという個人の魅力に移り、姫山さんはたちまちクラスの人気者になっていきました。

そんな矢先のことでした。

姫山さんが学校のトイレで首を吊っているのが発見されます。

2年D組に衝撃が走ります。

皆は姫山さんが自殺した理由を考えますが、誰も心当たりがありません。

そして姫山さんの自殺から3日後。

クラスメイトの机全てに姫山さんからの遺書が置かれていました。

出展 遺書、公開。 コミックス第1巻より

しかも、どうやらクラスメイト全員違う内容のようでした。

最初は誰かの悪戯かと思っていましたが、「遺書を全員公開しよう」という案が出てきます。

それは、全員分公開すれば遺書の真偽が分かるかもしれないということ、そしてもし本物であれば遺書の中に姫山さんが自殺した理由が分かるかもしれないという考えでした。

そして毎週金曜日6限目ののロングホームルームで、順番に姫山さんからの遺書を公開するということになるのですが—–。

『遺書、公開。』評価(独自の評価です)

作画に関しては、どちかというとあまり癖のないタッチで、好き嫌いが分かれる作画ではなく、性別や年齢に関係なく受け入れやすい作画だと思います。

ストーリーに関しては、クラスメイトにあてた遺書の内容が全て異なり、自殺の真相を探るために毎週1時間遺書の公開をするという斬新な題材です。

ただ、「本当に真相を知りたいなら全員一気に公開しろよ」と思ってしまいますが(笑)

そこは漫画の都合という感じであまり気にしない方が楽しめるでしょう。

このクラスメイトの遺書公開によって、姫山さんとの関わりや姫山さんの人物像が分かっていきます。

クラスメイトが遺書を公開する➡姫山さんの自殺した理由を考える➡間違っているというパターンを繰り返していることが多いので、同様のパターン形式で話が進んでいくのが好きな人にはお勧めです。

そして、この漫画の主軸となる姫山さん。

姫山さんは1話で死んでしまいますが、クラスメイトが遺書を公開していく中で姫山さんがどんな人物だったかということが少しずつ明らかになっていきます。

何故自殺したのかという謎を秘めているキャラクターなので、彼女の人物像が気になるという点では魅力があります。

半面、他のクラスメイトはありきたりなキャラクターが多く、姫山さんの人物像を設定するために作られている感じがします。

魅力のあるキャラクターがたくさん見たいというタイプよりは、1人の個性的なキャラクターを見たいという人にお勧めです。

総評★★★☆☆

【ターゲット層】10代~20代の男女

【ストーリー】遺書を通して自殺したクラスメイトの真相を考えるストーリー

【オススメポイント】サスペンス

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