『ガンニバル』作品紹介(あらすじ・評価)

漫画紹介

漫画『ガンニバル』とは

題名:『ガンニバル』

作者:二宮正明

出版社:日本文芸社

掲載雑誌:週刊漫画ゴラク

巻数:既刊10巻(2021/4/15現在)

『ガンニバル』あらすじ

主人公の阿川大悟は警察官。

1週間前から妻と娘を連れて供花村という村に駐在していました。

供花村とは、田舎にある閉鎖された村でした。

そんな辺境の村で働き始めた大悟でしたが、ある日、「森の中でお婆さんが熊に襲われた」との情報が入ります。

大悟は村の猟友会の人達と一緒に現場まで急ぎますが、すでにお婆さんは熊に顔をえぐられて息絶えていました。

悲惨な姿に胸を痛める大悟。

しかし、お婆さんの腕に人に噛まれた跡があることに気が付きます。

狩猟会の人達は「ボケたお婆さんが自分の腕を噛んだのだろう」と話を流そうとしますが、大悟は「腕の外側をこんな風に自分で噛むことはできない」と反論します。

すると狩猟会の人は大悟に銃口を向けます。

出展 ガンニバル コミックス第1巻より

周りの人間もその行為をはやし立て、大悟は異様な雰囲気を感じます。

その後「冗談だ」と言われて銃口を下ろされるのですが、大悟は先ほどの殺気を冗談とは思うことができずにいました。

そして大悟は、前任の駐在が「供花村の人たちは人間を喰っていた」と触れ回っていたことを思い出します。

一方、大悟の帰りを待つ妻・有希。

1週間前に越してきた家ですが、ここは前任の駐在が住んでいた貸家でした。

そして有希は家の柱に「逃げろ」と刻まれているのを発見してしまい—–。

出展 ガンニバル コミックス第1巻より

『ガンニバル』評価(独自の評価です)

20代後半~40代辺りの男性に受けそうな漫画だと思います。

死体などのグロ描写や暴力シーンもありますので耐性のない方はあまりお勧めしませんが、こういった描写が好きな人にはお勧めします。

バイオレンスな描写はありますが、リアルなタッチで高い画力を感じました。

好きな人は好き、苦手な人は苦手といった画風でしょう。

ストーリーに関しては、閉鎖された村に潜入した主人公が村のタブーを解決していくという、題材としてはどこかで見たことのあるような感じですが、設定が上手に練られていて読み手を飽きさせません。

村の人たちの異様さを描写するシーンなどはピカイチで、毎回ゾッとします。

相手は化け物などではなく人間なので、それぞれの人物の背景が少しずつ明らかになっていく様子や、リアルの人間の思考回路に近い心理描写にどんどん引き込まれていきます。

単なるハチャメチャグロ漫画ではなく、人間の心理描写に焦点を当てたサスペンス漫画に近いと感じました。

「この村の謎を解く」というサスペンス的なストーリーが好きで、リアルなタッチ&暴力シーンに抵抗がない方にはとてもお勧めです!

しかし、この漫画はあくまでも「村の謎」「食人文化」という題材が中心となっており、人気のあるキャラクターを作ろうという視点の登場人物はいません。

可愛い&かっこいいキャラを推したい!というような人には向いていないかもしれません。

半面、人間の汚い部分やリアルな心理描写が好きな人にはこの漫画のキャラクターが魅力的に映ると思います。

一直線に謎に立ち向かう主人公、時折力を貸してくれる村の人、主人公を敵視してくる村の人達…。

私は村の人たちの異常性が気持ち悪く感じましたが、ストーリー上のいい気持ち悪さというか「村の謎」という題材を強化してくれているキャラクターたちだと思うので悪役(?)としては魅力的です。

どこか気持ち悪さもありますが先が気になる展開続きです!

総評★★★★☆

【ターゲット層】20代後半~40代の男性

【ストーリー】食人文化がある村の謎を解き明かすストーリー

【オススメポイント】サスペンス、心理描写、ホラーチックなおぞましさ

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