『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』作品紹介(あらすじ・みどころ)

漫画紹介

『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』とは

題名:君が僕らを悪魔と呼んだ頃

作者:さの隆

出版社:講談社

掲載雑誌:マガジンポケット

巻数:全15巻

『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』あらすじ

この漫画の主人公は斎藤悠介、高校一年生です。

実は悠介には高校入学までの15年間の記憶がありません

どうやら一度失踪し、その後戻ってきたときには、以前の悠介の記憶は消えていたようです。

自分がどんな性格だったのか、どのような人間関係だったのか、全く思い出せません。

しかし、悠介には一緒に笑い合える友達も、最近できた可愛い彼女もいました。

彼女との関係はまだキスも済ませていないというピュアなカップルです。

そんな悠介はファーストフード店でバイトをしていました。

シュウと呼ばれる同年代のバイト仲間の男の子と仲が良く、バイト終わりに2人で話をするような関係でした。

ある日、悠介はバイト終わりにシュンに声を掛けられます。

シュンには背中に大きな火傷があり、バイト先の更衣室でも度々それを目にしていた悠介。

シュンからその背中の火傷の話をもち出されます。

この火傷はいじめを受けてできたものだということは前々から聞いていましたが、その詳細を聞くことは初めてでした。

シュンは以前からクラスのボス的存在に目を付けられ、暴力やカツアゲなど日々いじめを受けていました。

ある日、そのボスの思い付きで「声を出さずに熱湯を我慢できたらいじめから解放してやる」と言われ、背中に熱湯をかけられ続けます。

必死に耐えるシュンを見て周りのいじめっ子集団も引いていたのですが、ボスだけは腹を抱えていました。

それを見て「こいつは悪魔だ」と感じるシュン。

我慢できたらいじめから解放するという約束も結局は守られず、その後もいじめを受け続けました。

そしてついに耐え切れず、親に頼んで転校し、その悪魔から逃げたのだといいます。

この話をシュンから聞き、嫌悪感を覚える悠介。

しかし、次の瞬間、「その悪魔はお前だ」と言われてしまいます。

何も覚えのない悠介は否定しますが、どうやらシュンは本気のようです。

出典 君が僕らを悪魔と呼んだ頃 コミックス第1巻より

そう、記憶を失う前は、悠介は悪魔と呼ばれる男だったのです—–

『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』みどころ

主人公がいじめのボスという、少年誌辺りだとアウトな設定です。

いじめの内容もリアルな感じでえぐさがあり、嫌悪感を感じる描写が多いです。

出典 君が僕らを悪魔と呼んだ頃 コミックス第1巻より

しかもその主犯が主人公というトンデモ設定ですが、「いじめをしていた過去の記憶がない」というのがもう一つの斬新な設定です。

悠介は記憶を失ってからは、どこにでもいるような純粋な少年として描かれており、悠介としては「身に覚えのないいじめをしていた」ということが判明し、様々な葛藤をさせられます。

バイト先のシュンのように、今の悠介が悪魔ではないことが分かると、過去に酷い目にあった復讐として悠介を襲ってくる人間が増えます。

そしてその矛先は家族や恋人にも向くことになるのです。

悠介は覚悟を決め、過去の自分を思い出すために動き出します。

しかし、調べていくうちに、信じられないような酷いことをしてきたのが自分だという事実を突きつけられることになるのです。

過去の悠介の行動には嫌悪感がわきますが、今の悠介はそのような片鱗もなく見えない記憶に苦しめられているので、読者としては何とも言い難い心境になります。

ただ、記憶にないとはいえ被害者がいる以上、何らかの形で罪を償うべきだと思いました。

主人公がいじめの主犯格という、先の展開が読めないストーリーで、読んでいてハラハラドキドキさせえられます。

少しダークでミステリアスな漫画を読みたい人にはおすすめです。

『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』こんな人におすすめ

〇いじめなどの社会的な問題を題材にしている漫画を読みたい人

〇ダークな一面をもつ主人公の漫画が読みたい人

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