『女王の花』第6巻 作品紹介(あらすじ・みどころ)

漫画紹介(2巻以降)

漫画『女王の花』とは

題名:『女王の花』

作者:和泉かねよし

出版社:小学館

掲載雑誌:ベツコミ

掲載時期:2010年6月号~2017年1月号

巻数:全15巻

『女王の花』主要人物

◯亜姫(あき)…この物語の主人公。亜国の姫。秀でた才能をもっているものの、父である亜王から亜国の追放を命じられる。

◯薄星(はくせい)…金髪碧眼の異民族。周囲から迫害されてきたが、自分を受け入れてくれた亜姫に付いていくことを決心する。

◯青徹(せいてつ)…亜姫や青徹に武芸を教えてくれた商人。

〇黄妃(こうひ)…亜国の第一生妃。亜姫の母親。

◯土妃(どひ)…亜国の第二王妃。亜姫をうとましく思っている。

◯亜王(あおう)…亜国の王。亜姫の父親。

『女王の花』第6巻あらすじ

 土妃の手により謀反が起き、亜宮に火の手が回っていた。

 亜王と別れた青徹は閉じ込められていた間者を救い、出口へと向かうが道中、兵士を引き連れた土妃に出会ってしまう。

 応戦しようとするものの、兵士の弓で身体を貫かれ、倒れてしまう青徹。

 そのまま青徹にとどめを刺そうとする兵士だったが、土妃はそれを止める。


 場面が変わり、手負いの亜王の前に土妃が現れる。 

 傷の具合からもう長くはないことを悟る土妃は、勝ち誇ったように「言い残すことはないか」と亜王を煽る。

 そして、亜王の前に虫の息状態の青徹を投げ捨て、「亜姫は本当に亜王との子だったのか、黄妃と青徹の間に不義はなかったのか」と問い詰めながら勝利を確信する。 

 しかし、亜王はひるむことなく土妃へと言い返し、「青徹を亜宮へ連行した本当の理由」を話す。

 それを聞いた土妃は動揺し、倒れている青徹を蹴り、亜王へと反論する。 

 青徹はすでに体力は残っていないと思われたが、最後の力を振りしぼり、土妃に反撃を行おうとする。

 そして、油断した土妃の目をかんざしで突くのであった

 激昂した土妃は青徹を蹴り続けるが、土妃へ反撃した瞬間、青徹の息は事切れていた。 

 火の手も強くなり、これ以上亜宮にいると自分の命が脅かされることを悟った土妃は、恨み言を言いながら亜宮から退場していった。

 そして残された亜王は、事切れている青徹に対して労いの言葉を残し、永遠の眠りについたのだった‐‐‐‐‐。   

『女王の花』第6巻みどころ

①青徹の最期 

 幼い頃から亜姫や薄星に武芸を教え、時には厳しく2人を叱咤(しった)しながら成長を促してくれた青徹。 

 亜姫が「青徹のことが好きだ」と気付いた時には、すでにその言葉を伝えることができない状況にありました。 

 薄星が亜姫の気持ちを青徹に伝える場面もありますが、青徹の想いは一貫しています。 

 夫婦の関係にはなれずとも、黄妃への想いは変わりませんでした。

 しかし、亜姫に対しては恋慕とは別の情があり、亜姫のために自分の命を捧げてくれました。

 亜姫と青徹、想いのベクトルは異なりましたが、互いに特別な存在であったことは確かです。

出典 女王の花 コミックス第6巻より

 死ぬ間際に亜姫のために最後の力を振りしぼるシーン、命尽きた後の青徹のエピローグは必見です。

②亜王の想い 

 『女王の花』第1巻では、病の妻・黄妃やその娘・亜姫を放置し、狩の腕前を披露する場面で土妃の息子よりも活躍したという理由で亜姫を亜国から追放する、という冷酷な性格が描写されていた亜王。 

 第2巻~第4巻でも、特に亜王が表立って動く場面はなかったため、読者には前述の冷酷な亜王のイメージが付いたままだったと思います。

 しかし、第5巻で明らかになる「亜姫を亜国から追放した理由」、そしてこの第6巻で亜王の本音が垣間見えます。

 「王族とは人間ではない。内に国という龍を飼っている化物だ」と青徹が薄星に以前話していましたが、亜王もこれに近い思想で国を納めていました。

 王族としての務めを全うする亜王は亜姫の思想とは異なりますが、だからこそこの物語に必要な存在であったと思います。

『女王の花』こんな人におすすめ!

□歴史物の漫画が好きな人

□恋愛系の漫画が好きな人

□主人公が過酷な立場からのしあがっていく姿が見たい人

□綺麗な絵の漫画が読みたい人

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