『女王の花』第5巻 作品紹介(あらすじ・みどころ)

漫画紹介(2巻以降)

漫画『女王の花』とは

題名:『女王の花』

作者:和泉かねよし

出版社:小学館

掲載雑誌:ベツコミ

掲載時期:2010年6月号~2017年1月号

巻数:全15巻

『女王の花』主要人物

◯亜姫(あき)…この物語の主人公。秀でた才能をもっているものの、父である亜王から亜国の追放を命じられる。

◯薄星(はくせい)…金髪碧眼の異民族。周囲から迫害されてきたが、自分を受け入れてくれた亜姫に付いていくことを決心する。

◯青徹(せいてつ)…亜姫や青徹に武芸を教えてくれた商人。

〇黄妃(こうひ)…亜国の第一生妃。亜姫の母親。

◯土妃(どひ)…亜国の第二王妃。亜姫をうとましく思っている。

◯青逸(せいいつ)…青徹の兄で黄国の貴族。

『女王の花』第5巻あらすじ

 亜姫達の奮闘もむなしく、青徹を亜国の使者から救うことは敵わなかった。

 国境から黄国の都へ戻る道中、亡くなった母・黄妃が青徹の手を引く夢を見てしまう亜姫。

 青徹の身を案じる亜姫は、黄国へと戻るとすぐに黄宮から呼び出されてしまう。

 そこには、青徹の身を預かりに来た亜国の使者がいた。

 何とか青徹を救いたいと「たかが商人の1人、そこまでしなくてもいいでしょう」と亜国の国使に訴える亜姫だったが、「逆にこちらがたかが商人にこだわっていると思われます」と青逸(せいいつ)に目でたしなめられる。

 すべもなく立ち尽くす亜姫だったが、ちょうどその頃、青徹が閉じ込められている牢獄に薄星が忍び込んでいた。

 「本当にこのまま死ぬ気なのか」と問い詰める薄星だったが、青徹の決心は変わることはなかった。

 青徹に対する亜姫の想いに気付いていた薄星は、亜姫がどれだけ青徹のために動いていたか、どれだけ青徹を想っていたのかを青徹にぶちまける。

 亜姫のことを想い、一心にぶつかってくる薄星に対して、青徹は冷静に今後の事を語り出す。

 亜姫はいずれ女王になる。女王とは異質な存在で、「国」という大きな役割を担っている。決して亜姫と男女の中になろうとしてはいけないが、お前はずっと一緒にいてやれ、と‐‐‐‐‐。

 亜姫と薄星を大事に想っているからこそ、2人の未来に幸運を祈りながら薄星に亜姫を託す青徹。

 本音を話す青徹に対して涙を流す薄星。

 「あんたのこと好きだったよ」とお世話になった恩人に別れを告げるのだった。

 

 そして、青徹が亜国へと連れていかれる日。

 手を拘束され、亜国の使者に引かれて門を潜ろうとしている青徹の前に亜姫が現れる。

 止めることはできず、ただ見送るしかできないと思われたが、亜姫が青徹の側に歩んでいき‐‐‐‐‐

『女王の花』第5巻みどころ

①亜姫と青徹の別れ

 亜国の姫が、たかが商人を救うために動いてしまうと亜姫の立場が揺るいでしまう。

 さらに、青徹と黄妃の昔の関係が知れわたってしまっては、亜姫が亜国に戻るのが困難になる。

 亜姫のために、「もう俺に関わるな」と告げる青徹。

 「亜姫を女王にして亜国に戻す」という青徹の想いはこれまで一度も揺らいだことがありません。

 自分の身を犠牲にして亜姫を守る青徹が本当に格好いいです。

 しかし、そんな青徹を好きだと気付いた亜姫は、青徹を救う作戦に失敗してしまいます。

 せめて別れの言葉を、貴方への気持ちを告げたいと願う亜姫と、それを望まない青徹。

出典 女王の花 コミックス第5巻より

 2人の別れのシーン、『女王の花第5巻』の一番の見所だと思います。

出典 女王の花 コミックス第5巻より

②亜姫と薄星の関係

 青徹と別れた後の様子が心配になり、薄星が亜姫の元へ訪れると、なぜか亜姫から習字を教わる流れになります。

 亜姫の言うことに従う薄星ですが、元々学もないため文字を覚えるのが困難な様子です。

 途中で投げ出し屋敷を出る薄星でしたが、たまたま青逸と出会い、お互いの近況などを語り合います。

 青逸が妻と結婚した理由を聞く中で、亜姫から習字を教わり始めたと言葉を漏らす薄星。

 それを聞いた青逸が薄星にあることを告げ、薄星は亜姫の想いに気が付きます。

 そして場面が変わり、亜姫の元に薄星が戻ります。

 「俺達はずっと一緒です」と告げる薄星に対し、「愛していた母も、青徹も失った自分が、ずっと誰かと一緒にいられるなんて信じられない」とふさぎ込む亜姫。

 そんな亜姫に対して、薄星がある言葉を贈るのですが、それがとても素敵でキュンときます。

 永遠なんてないという価値観が覆覆されるような、永遠を誓う言葉。

 個人的に『女王の花』で私が一番好きな言葉だったりします。

 ぜひ、実際に読んでみてください。

③亜王の目的

 亜国の牢獄に閉じ込められた青徹の前に1人の男が訪れます。

 それは、亜王。亜国の王にして亜姫の父親でもあります。

 狩の腕前を披露する場で、土妃の息子よりも活躍したという理由で亜姫を亜国から追放し、黄国へと人質にやった亜王でしたが、「亜姫を追放した本当の理由」を青徹に話します。

 その理由を聞き納得する青徹は自分の思いを亜王に語り始めますが、その途中で「土妃による謀反が起きた」と牢獄に兵士が報告しに来ます。

 何と土妃は、亜王の命を奪おうとしていたのです

 火の手が回る宮殿で亜王と別れた青徹は、閉じ込められていた間者を道中で助けるのですが、兵士を引き連れた土妃に会ってしまうのでした。

 『女王の花第5巻』は物語が大きく動き出す巻で、とてもおすすめです! 

『女王の花』こんな人におすすめ!

□歴史物の漫画が好きな人

□恋愛系の漫画が好きな人

□主人公が過酷な立場からのしあがっていく姿が見たい人

□綺麗な絵の漫画が読みたい人

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