『女王の花』第3巻 作品紹介(あらすじ・みどころ)

漫画紹介(2巻以降)

漫画『女王の花』とは

題名:『女王の花』

作者:和泉かねよし

出版社:小学館

掲載雑誌:ベツコミ

掲載時期:2010年6月号~2017年1月号

巻数:全15巻

『女王の花』主要人物

◯亜姫(あき)…この物語の主人公。亜国の姫。秀でた才能をもっているものの、父である亜王から亜国の追放を命じられる。

◯薄星(はくせい)…金髪碧眼の異民族。周囲から迫害されてきたが、自分を受け入れてくれた亜姫に付いていくことを決心する。

◯青徹(せいてつ)…亜姫や青徹に武芸を教えてくれた商人。

◯黄妃(こうひ)…亜国の第一王妃。亜姫の母親。

◯土妃(どひ)…亜国の第二王妃。亜姫をうとましく思っている。

『女王の花』第3巻あらすじ

 初陣で弱気になっていた亜姫は、青徹から叱咤(しった)され、「薄星を失いたくない」と必死に戦略を提示し、見事土軍の侵略を防ぐ。

 青徹は、亜姫が幼い頃から軍法を教えてくれ、いつも亜姫を導いてくれた。

 頭の切れる青徹がなぜ敵国の姫である自分に手を差しのべてくれるのか、とふと疑問がわく亜姫。

 ちょうどその頃、青徹が亜国の宮殿に潜り込ませていたという間者(かんじゃ)が土妃に捕らえられる。

 この間者は青徹の命により8年前から亜国の宮殿に潜んでいたが、土妃に勘付かれ青徹の正体を問い詰められてしまう。

 主君である青徹の身を案じ、間者は口を割らぬようにと決意するが、それで見逃されるほど土妃は甘くはなかった。

出典 女王の花 コミックス第3巻より

 間者が土妃に捕らえられたという噂は黄国の宰相(さいしょう)にも伝わり、亜国との関係の悪化を指摘されてしまう青徹

 ひとまずは黄国の宮中に拘束、という処置を受ける。

 黄国のために働いた青徹に対する処遇に不満があるものの、その身に害が及ぶことはないと安心する亜姫。

 しかし、青徹は「そんな甘くないだろう」と不穏な言葉を亜姫へと残し自ら牢獄に赴くのだった。

 この間者の件はあっという間に黄国中へ広がり、民は青徹の屋敷を攻撃するようになった。

 さらに、製鉄の屋敷に宰相から自害用の剣が送られてくる。

 青徹の命を亜国に付き出し、関係の悪化を止めろと言うのだ

 亜姫はそんな青徹の身をただ心配するしかできずにいた。

 そんな折、牢獄から抜け出し亜姫の元を訪れる青徹。

 思わず飛び付く亜姫だったが、青徹から「俺との関係は無かったことにしろ」と言い放たれてしまう。

 青徹によると、捕らえられた間者が黄国との繋がりを吐くのは時間の問題で、そうなると国外追放、もしくは己の首を差し出さなくてはならないということだった。

 それでも青徹の身を心配する亜姫に、青徹は己の正体を語り出すのだった。 

『女王の花』第3巻みどころ 

①青徹の過去

 これまでに何度も亜姫を助けてくれた青徹でしたが、他国の姫に手を差し述べたのにはある理由がありました。

 それは青徹の過去に起因します。

 亜姫が生まれる前のこと、青徹は今は亡き亜国の生妃・黄妃と関係があったのです。

 青徹が10歳の時、黄宮で黄妃と出会い、付き人として雇われました。

 青徹は幼い頃、父親を戦場で亡くします。

 そんな父を「戦場で死んだのは弱かったからだ」と馬鹿にする宮殿の人達。

 そして、戦のことなど何も考えていないような、常にほわんとしている姫様。

 こんな者達を守るために父が命を落とす必要があったのかと、何かと黄妃に反抗する若かりし頃の青徹。

 しかし、様々な経験を重ねて、青徹と黄妃は少しずつ距離を縮めていきます。

 男女の中にまで発展しそうな2人でしたが、ある日、黄妃が亜国の王の妃になることが決まります。

 国のために亜国の妃として身を固めることを決心する黄妃に、青徹はある提案をするのですが…。

 亜姫は亜王と黄妃の子どもなので、青徹と黄妃が夫婦の関係になることは有り得ないと分かってはいても、青徹と黄妃が結ばれることをつい祈ってしまいます。

出典 女王の花 コミックス第3巻より

 青徹が黄妃に提案した内容とは何か、2人の想いは引き裂かれてしまうのか、『女王の花第3巻』の一番の見所だと思います。

②亜姫と薄星の仲違い

 初陣に勝利し、前軍で孤立する薄星を救うことができた亜姫でしたが、ある日薄星から手を出されそうになり、生々しい男女の行為に拒絶反応を示してしまいます。

 薄星は亜姫を傷付けるために行為に及んだわけではなかったのですが、初めて亜姫から大きな拒絶をされたため意気消沈します。

 少女漫画なので『女王の花1巻』から男女の描写は少しずつされてきましたし、薄星が亜姫に手を出してしまう場面も読者としてはキュンとくるのですが、亜姫の気持ちも分かるためもどかしい気持ちになります。

 亜姫と薄星が仲直りする場面もあるのですが、身分の違いという2人を隔てる大きな壁がこの『女王の花3巻』で提示されたような気がしました。

 果たして亜姫と薄星は結ばれるのか、この先の巻を読み進めていけばはっきりしそうです。

『女王の花』こんな人におすすめ!

□歴史物の漫画が好きな人

□恋愛系の漫画が好きな人

□主人公が過酷な立場からのしあがっていく姿が見たい人

□綺麗な絵の漫画が読みたい人

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